サルコペニアとは?その原因と対策について
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2024 / 10 / 07
今年は厄年だ、今年に入ってちょっとした怪我が増えてきたし
以前よりも体が重く感じるよ…。
やっぱり年かな…(61歳)
こんにちは!
BEYOND上大岡ANNEX店トレーナーの北村です
今年に入ってから、お怪我を多くされてしまったのですね。
やはり考えられる原因としましては、加齢による筋力低下です。
やっぱり、今からでも
サルコペニアは、筋肉量の減少と筋力低下を特徴とする症候群で、特に高齢者に多く見られます。これが進行すると、身体の機能や運動能力が低下し、生活の質に大きな影響を与えることがあります。
サルコペニアの定義、原因、影響、そしてその予防と治療法について詳しく解説します。
1. サルコペニアの定義と特徴
サルコペニア(Sarcopenia)は、ギリシャ語の「sarkos(肉)」と「penia(欠乏)」から派生した言葉で、「筋肉の欠乏」を意味します。筋肉量が減少し、筋力が低下する状態を指し、高齢者の健康に深刻な影響を与えることが多いです。
サルコペニアの主な特徴は以下の通りです
- 筋肉量の減少: 筋肉のサイズが縮小し、全体の筋肉量が減少します。
- 筋力の低下: 筋肉量の減少に伴い、筋力も低下します。
- 運動機能の低下: 筋力や筋肉量の減少は、歩行速度やバランス感覚、体力の低下を招きます。
サルコペニアの進行は、生活の質に直結するため、早期の発見と適切な対策が重要です。
2. サルコペニアの原因
サルコペニアの原因は多岐にわたります。主な原因としては以下のものがあります:
- 加齢: 年齢とともに筋肉の再生能力が低下し、筋肉が減少します。加齢により筋肉の合成と分解のバランスが崩れることが主な原因です。
- 不活動: 運動不足や長期間の安静が筋肉の萎縮を引き起こします。特に高齢者は、怪我や病気で動けないことが多く、筋肉が減少しやすいです。
- 栄養不足: 食事から十分なタンパク質やエネルギーを摂取しないことも筋肉の減少に繋がります。高齢者は食欲が低下することが多く、栄養が不足しがちです。
- 慢性疾患: 糖尿病、心不全、慢性呼吸器疾患などの慢性疾患は、筋肉量の減少を促進します。これらの疾患は身体の炎症を引き起こし、筋肉の分解を進める可能性があります。
- ホルモンの変化: 成長ホルモンやテストステロン、エストロゲンなどのホルモンの減少も筋肉の維持に影響を与えます。
3. サルコペニアの影響
サルコペニアは、単に筋肉量が減少するだけでなく、様々な健康問題を引き起こします。
- 転倒や骨折のリスク増加: 筋力が低下するとバランスが取れなくなり、転倒のリスクが高まります。転倒により骨折するリスクも増大します。
- 運動能力の低下: 歩行速度が遅くなり、階段の昇降が困難になるなど、日常生活の動作が難しくなります。これにより、自立性が低下し、介護が必要になることがあります。
- 生活の質の低下: 筋力や運動能力の低下により、趣味や社会活動への参加が難しくなり、精神的な健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
- 慢性疾患の悪化: サルコペニアは慢性疾患の進行を悪化させることがあり、全体的な健康状態をさらに損なう可能性があります。
4. サルコペニアの診断
サルコペニアの診断には、以下の方法が用いられます
- 筋肉量の測定: デュアルエネルギーX線吸収測定(DEXA)や体成分計を用いて筋肉量を測定します。
- 筋力の測定: 握力計や筋力測定器を用いて筋力を評価します。
- 運動能力の測定: 歩行速度やバランス能力を測定することで、運動機能を評価します。
診断は複数の測定を組み合わせて行うことが多いです。
5. サルコペニアの予防と治療
サルコペニアの予防と治療には、以下の方法が有効です
- 適切な運動: 筋力トレーニングや有酸素運動を定期的に行うことで、筋肉量と筋力を維持することができます。特に、レジスタンストレーニング(ウェイトトレーニング)は効果的です。
- バランスの取れた食事: 十分なタンパク質とエネルギーを摂取することが重要です。食事からの栄養素は筋肉の維持に必要不可欠です。
- サプリメントの活用: 必要に応じて、筋肉の維持に役立つサプリメント(例えば、ホエイプロテインやビタミンD)を補うことも考えられます。ただし、サプリメントは医師や栄養士の指導の下で使用することが望ましいです。
- 慢性疾患の管理: 糖尿病や心疾患などの慢性疾患を適切に管理し、筋肉の減少を防ぐことも大切です。
- 社会的な活動の維持: 社会的なつながりや趣味を維持することで、精神的な健康を保ち、生活の質を向上させることができます。
まとめ
サルコペニアは、高齢者において筋肉量の減少と筋力低下を引き起こし、生活の質に大きな影響を与える可能性があります。しかし、適切な運動や栄養管理、慢性疾患の管理を行うことで、その進行を予防・遅延させることが可能です。健康な老後を迎えるためには、早期の対策と継続的な管理が重要です。自分自身の筋肉の健康に気を使い、日常生活をより快適に過ごすために、積極的なアプローチを心がけましょう。
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この記事を書いた著者
◆資格 パーソナルトレーナー国際資格 NSCA-CPT保有